エンジニアの管理職に必要とされる7つのスキル

エンジニアの管理職ってどんな業務をやるの?求められるスキルを紹介!

エンジニアも勤務年数が長くなったり、経験年数が長くなったりすると管理側の仕事を求められるようになります。エンジニアの中には管理側のポジションを望まない人も多く、「管理っていったい何をすれば?」という方も存在するようです。そこで今回は、エンジニアの管理職に求められるスキルについて触れたいと思います。
30歳からのエンジニアのキャリアと合わせて、今後のキャリアパスについての参考にしてみてくださいね。

管理職の必須スキルは、WBSの作成スキル

エンジニアを束ね、プロジェクトの指揮をとっていくような立場にある管理職であれば、WBSの作成スキルが求められるでしょう。WBSとは「Work Breakdown Structure」の略で、プロジェクト全体を作業ベースで図式化したものになります。WBSはスケジュール表ではなく、あくまで「タスクの集合体としてプロジェクトを捉えた図」ですので、メンバーであるエンジニアから意見を聞くことも大切になります。

チームメンバーと徹底的にタスクを洗い出し、それを構造としてまとめていくスキルが必要になりますね。

管理職なら、スケジュール作成と工数の管理を

エンジニアの管理職ってどんな業務をやるの?求められるスキルを紹介! - スケジュール作成と工数の管理

エンジニア出身の管理職は、ともすれば技術的観点からメンバーをマネジメントすることが求められると思いがちですが、管理職である以上、プロジェクトの成功のための動くことが大切になります。

例えば、プロジェクト全体のスケジュールを作成して案件の進捗状況を管理したり、品質を管理したりといったスキルが必要なのです。
特にスケジュール管理と工数の管理は密接に関係しているため、個別の案件の進捗状況に応じて人員のやりくりをしたり、時には顧客との交渉に臨んだりとなかなかきつい仕事になります。

プロジェクトがテストフェーズに入り佳境を迎えると、人手不足になったり、障害対応から案件が進まなくなったりと、スケジュール管理と工数管理の腕が問われることになります。
先を見越して、時には余剰人員と思われるメンバーを確保しておいたり、他プロジェクトから人手を融通してもらうなど、リソースの調整が必要になるのです。

管理職は、常にチームメンバーの育成を考えよう

自分が管理するエンジニアすべてが、中堅やベテランであるとは限りません。経歴の浅いメンバーや、若手が所属するケースも多いのが実情です。
時にはプロジェクトの目標を達成するための戦力自体が、明らかに不足していることもあります。

その様な場合、意図的に若手に仕事を任せ成長を促す、といった方法が必要になります。
企業風土やプロジェクトの空気によりますが、「実績ある者にだけ任せる」という手法では追いつかないケースが多々あるため、プロジェクトを進行させながらの人材育成は必須です。

このように聞くとかなりハードに聞こえるかもしれませんが、実際は多少の失敗やケアレスミスをフォローしてあげるだけで、若手は驚くほど成長する場合が多いのです。

要は「失敗を許してあげられる環境」を作ることが最も重要なスキルかもしれません。
また、若手が大きく伸びたプロジェクトは、それが原動力となってチーム全体のパフォーマンスが向上することもあり、まさに一石二鳥と言えます。

チームメンバーの健康管理もチェック

エンジニアの管理職ってどんな業務をやるの?求められるスキルを紹介! - チームメンバーの健康管理に関するスキル

プロジェクトが進行していく中で、大きな山場を迎えることはよくあります。
それが一度ならば良いのですが、二度、三度と続くとさすがにメンバーも疲弊してきますよね。
当然管理している自分も疲労がたまっていることでしょう。

そんな時は、意図的に休める時間を決めてしまうなど、メンバーの体力や精神状態に配慮する管理マネジメントが必要になります。

例えば、「当面の間、14時から30分は強制的に昼寝の時間」と決めてしまうことです。
これを実際に実行していたチームを見たことがありますが、たった30分の休憩でその後のケアレスミスや残業時間が減ったという結果になりました。

これはあくまで一例ですが、メンバーと個別面談をしたり、日替わりで休暇を取得させたりといったケアが大切になるのです。
長丁場のプロジェクトと戦いきるためにも、管理職には、体とメンタル両方の健康をチェックするスキルが求められるといえそうです。

チームメンバーへメッセージ(方針)を伝る

チームメンバーへの発信力も管理職にとって重要なスキルです。
特に、様々な雇用形態のエンジニアが集まるチームの場合、強いメッセージが必要となります。
プロジェクトの核となる「方針」を打ち出すことで、チーム全員が同じ方向を向いて進むことができるのです。

場合によっては、プロジェクトメンバーは契約期間や単価も様々です。
そうなると、メンバーのモチベーションもそれぞれ。
そこを統一していく力こそ、エンジニアの管理職に求められるスキルの一つといえます。

チームメンバーの帰属意識を高めよう

「方針」となるメッセージを打ち出せたならば、次にメンバーの帰属意識が重要となります。
打ち出した方針に基づき、リーダーやマネージャーがメンバー全員の「役割」を明確にし、それを達成することによって自分の「居場所」があると自覚させるような方法をとっている場合が多いので参考にしてみて下さい。

WBSの作成やスケジュール管理なども、一人で作業するのではなく、チームの意見を聞きながら進めるとよいでしょう。
そうすることで、メンバーが「役割」と「居場所」を意識し、帰属意識が高まります。

チームメンバーへの共有を心掛けましょう

チームメンバーの帰属意識が高まったとしても、管理者からプロジェクト全体の進捗や社内の状況などを共有しなければ、メンバーは離れていってしまいます。
時には反発もあるでしょう。
しかし、その反発もオープンなマインドで受け入れなければなりません。
また、管理職が率先して共有することで、メンバーも管理職へ共有しやすくなります。

偏見や先入観を捨て、フラットにメンバーの意見を聞く姿勢が大切です。
それができれば、もしあなたがフリーエンジニアだとしても、管理職としてチームをまとめ上げることができるのではないでしょうか。

エンジニアの管理職まとめ

IT業界では、様々な雇用形態や所属のメンバーが1つのプロジェクトにアサインされることも珍しくありません。
フリーエンジニアでも管理職としてマネジメントをする場合もあります。
エンジニアの管理職として、プロジェクトマネジメントを必要とされる立場になった場合、今回の7つのスキルを参考にチームビルディングを考えてみてはいかがでしょうか。

チームビルディングについての記事でも、プロジェクトの時期ごとにマネジメントの方法をご紹介しています。

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